自由、そして責任

個人事業主の方は、税金の処理も忘れずにきちんとしておかなければなりません。毎年所得税を間違いなく払って、売上が大きくなってくると消費税も払っていくことになります。記帳から領収書の整理、申告書類の作成までやることがいろいろあるので大変ですが、これらを疎かにすると納税ミスが起こって修正申告をしなければならなくなります。しっかりと間違いなく済ませておきましょう。できれば税理士の先生に顧問についてもらうのがいいでしょう。

ただ、そうしてきちんと納税をしていたとしても、数年に一度は税務調査が入る可能性があります。帳簿の保存義務は七年間なので、その期間の帳簿は絶対に破棄しないよう気をつけておきましょう。もしも税務調査が来たときに帳簿が出せないなら、ペナルティを課せられるかもしれないからです。税務調査は、脱税の疑いがあるところに優先して行くのが普通ですが、疑いがないところも定期的に回っているのが現状です。七年に一度は調査が入るものだと考えておくと、間違って帳簿を破棄してしまうこともなくなるはずです。確実に納税していても、チェックをしに税務職員がやってくるのだと思って、しっかりと準備をしておくべきです。

税金の処理についてすべて税理士さん任せにしている場合には、調査時にも税理士さんが対応してくれます。時間と労力の節約になるので、自分は仕事に集中することができて便利です。不安ならプロに任せてしまうのも一手です。