自由、そして責任

フリーランスエンジニアは、何もプログラミングだけしていればいいわけではありません。契約も自分自身でしなければなりませんから、契約書の作成から自分でする必要があります。契約時には、民法の知識が要求されることが多いです。最低限の法律知識は、事前に勉強をしておかなければならないでしょう。また、相手によっては違法な契約を平気な顔で提案してくることも考えられます。そういったときに正しい契約が結べるように、労働法規についても確認しておく必要があります。つまり、深い法律の知識も、フリーランスエンジニアには求められるのです。

プログラミングだけが天才的に上手かったとしても、こうした一般社会で生き抜く知恵がなければ成功することは難しいです。フリーランスエンジニアは、本業のスキル以上に自分自身を売り込むスキルも求められます。仕事は取ってこなければすることができません。自分をアピールして仕事を得るという営業職のようなことも日常的に行わなければいけません。人見知りではフリーランスとして生き残っていくのは大変になります。事前にコミュニケーション能力をアップさせておく工夫が求められます。

人脈作りも重要になりますから、意外と社交的な性格が必要になります。エンジニアには内向的な性格の人が多いですから、自分がフリーランスに向いているかどうか確かめておくのは大切なこととなります。フリーランスになる前に、こうした部分をしっかり研究しておくのが成功への近道となります。