コミュニケーション能力と交渉力が必要

フリーランスとして活躍するためには、さまざまなスキルが求められます。その中でも特に大切なのが、コミュニケーション能力と交渉力です。

コミュニケーション能力は、発注者との信頼関係を築く上で欠かせないスキルです。また、フリーランスは一人で働くイメージがあるかもしれませんが、チームの一員となることも少なくありません。たとえ成果物を作成するのは一人でも、チームの一員として業務を委託されるケースが多いのです。チームと足並みを揃えて業務を推進するためにも、コミュニケーション能力は不可欠です。コミュニケーションの目的は、意思の伝達を正確に行うこと、発注者側の二ニーズを的確に理解すること、業務上で発生するトラブルなどの必要事項を報告・確認することなどです。これらがうまく行われないと、発注側の希望どおりの成果が得られず、報酬が減額される、契約が打ち切られるなどの原因となるため、コミュニケーション能力はマストなスキルといえます。

交渉力も、必要不可欠なスキルです。フリーランスは何の後ろ盾もありませんから、力関係では弱い立場です。値引きをしないと契約しないと言われるなど、市場価格より低い報酬で働かされるケースも珍しくありません。そうならないためには、自分の技術を安売りせず、正当な価格で受注する交渉力が必要です。

フリーランスとしてエンジニアとしての技術力を高めるのは基本ですが、コミュニケーション能力や交渉力といった、経営者に不可欠なスキルを磨くことも大切です。